日々の生活で蓄積される体の疲れは、お風呂に入るだけではなかなか取れないこともあります。そこで誰でも手軽にできる、セルフマッサージを試してみるのがおすすめです。まず肩や首周りのコリをほぐす方法として、両手の指を使って首の後ろ側から肩にかけて、じっくりと圧をかけながら揉みほぐします。特に耳の下あたりから鎖骨にかけてのラインはリンパが集中しているため、そこを指で軽く押し流すようにすると血行が促進され、すっきりとした感覚が得られます。肩こりがひどい場合は、温めたタオルを肩にかけてマッサージすると、筋肉がほぐれやすくなるのでおすすめです。
立ち仕事や長時間の移動で重だるく感じる脚には、ふくらはぎを両手で包み込むように優しく揉みほぐす方法が効果的でしょう。足首から膝に向かって優しく押し上げることで血流が良くなり、むくみもすっきりします。足の裏には多くのツボがあるので、ゴルフボールやテニスボールを使って足裏全体を転がすと、自然とツボが刺激されて疲れの軽減を図ることが可能です。土踏まずの部分を重点的に行うと、内臓にも良い影響があると言われています。心地良いと感じる程度に力を調整しながら行うのがポイントです。
疲れを感じやすい腰のセルフマッサージ方法は、床に寝転んで膝を立て、腰の下にテニスボールを2個並べて置きます。その状態で腰を左右にゆっくりと揺らすと、テニスボールが腰の筋肉をほぐしてくれるのです。腰の筋肉がほぐれると血液の循環が良くなり、腰痛予防にもつながります。椅子に座った状態で行う場合は、両手の拳を使って腰を上下に押し動かすと良いでしょう。腰をぎゅっと押さえすぎないように注意し、じんわりとした心地良さを感じる程度で行います。このようにセルフマッサージをはじめ体の癒しにつながる方法を試すことで、軽やかな生活を送れるでしょう。